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第14回 四万十大正あゆまつりシンポジウム~四万十川の鮎の棲む環境を考える

 28, 2016 17:20
こんにちは。

最近イベントがあまりなく、ブログ更新ができていませんでしたが、
密かにレイアウトが変更されています

さて、久々のイベントレポートですが、9月24日にコンベンションホールきらら大正にて開催された、
「四万十 大正あゆまつり シンポジウム」の模様をご報告いたします。

8月の「第14回 大正あゆまつり」は今年も大盛況でしたが、楽しいお祭りのあとは、
毎年このようなお祭りを続けていく為には、お祭りの主役になる”あゆ”について考えることも
非常に大切なことだと思います。
このお祭りは地域住民が主体で運営されていますが、今回のお話は、住民の方にも知って頂きたい内容のお話が
盛りだくさんでしたので是非ご覧ください。

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では内容の一部を簡単にご紹介します。

①高知大学地域協働学部 霜浦森平准教授
「アユの経済効果について」


霜浦先生は、普段は農業ツーリズムによる、地域活性化について研究をされていますが、
今回は四万十川流域の漁業による経済効果とその要因などを、図解にしてわかりやすく発表くださいました。

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こうやって見るととてもわかりやすいです。流域内と流域外での数字の違いから、
流域内での産業で、どういうものが欠けているのかがよくわかります。
地産地消が地域創生ではとても重要ですが、観光業においても、地場産業の発展がないと
外部の人を呼ぶことも難しいことを感じました。

②国土交通省 四国地方整備局 岡崎 聡氏
「アユの瀬作り事業について」


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こちらは行政における取組についての研究発表でした。この事業では、昭和40年代の四万十川の再生を
目指した事業を推進されています。
岡崎氏からは今年のあゆの捕獲高の減少を受け、産卵場の改善対策をデータを用いて発表頂きました。

こちらは間伐がもたらす有効性を示したものです。

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間伐→川の水質改善→産卵場の改善→あゆなどの生物多様性の保全につながることが確認できました。

また、国交省が取り組んでいる「四万十川再生協議会」の活動についてもご紹介頂きました。

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国交省では四万十川流域の環境整備のみならず、地域との連携による交流も図られています。

③基調講演 西日本科学技術研究所 東 健作氏
「四万十町が始めたアユ調査 -現状と課題の把握に向けて-」

東氏の講演では、基本的なあゆの一生から始まり、上流移動、分布、なわばり把握、天然あゆと放流との状態、
遊漁者や漁協へのヒアリングなど、様々な側面からとても緻密な調査結果を発表頂きました。

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あゆの稚魚が海で過ごすことや、四万十川には天然あゆの他、放流あゆも存在すること、
天然と放流とは生息ポイントで数も異なることなど、あゆについて様々なことを知りました。


後半のパネルディスカッションでは、四万十川財団の神田事務局長のファシリテーションによる、
①友掛け ②天然遡上 ③人と鮎とのつながりという3つのテーマに焦点をあて、
それぞれの立場からご発言頂き、議論を展開しました。

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みなさまはシンポジウムと聞くと、こ難しい、または眠くなるような長々とした話をする会だとイメージされますか?
そういうシンポジウムもあるかもしれませんが、この「大正あゆまつりのシンポジウム」は、
住民にとってはとても身近な存在の”あゆ”についてのお話しです。
先日の台風16号や、近頃の地球温暖化現象による気候変動で、従来の自然環境が保てなくなると、
当然あゆの数にも変動が起こります。
今回のシンポジウムでは、そういったあゆの現状を専門家による研究発表という形で把握することができました。
このような情報は自発的に本や業界紙を読んだりしなくては得ることができませんので、
今回はとても貴重でした。
ましてや四万十町は県外からの移住者も多く、それまで”あゆ”とは何の関わりもなく生活していた方にとっては、
四万十の資源のひとつでもある、”あゆ”をより生活に密接な存在として感じられたと思います。

今回観光協会にとっても、観光資源でもある”あゆ”の重要性について考えるきっかけとなり、
とても良い機会でした。

”あゆ”を通して四万十川を知る、自分たちの生活拠点である、四万十川の現状を知ることで、
地域のこともより深く知る。このシンポジウムではそんな学びがありました。

最後のしめは、「シンポジウム、良かったね」で、終わることなく、
「明日から住民それぞれができることを何か始める」
このシンポジウムはそういう一歩を踏み出すことが大きな目的だという言葉でした。

今後、シンポジウムとまで大きなものでもなくてもいいので、公民館や学校でできる、
小さな市民講座を定期的に開催して頂けると、より住民の皆様やこども達の理解も深まるのではないかと思いますので、
実行委員会のみなさま、また是非よろしくお願いします!!


ともあれ、実行委員会のみなさま、ご発表下さった先生方、
大変お疲れ様でした。いいお話をありがとうございました!


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